医療事務管理士の資格

医療事務管理士 民間資格
技能認定振興協会 医療事務管理士 医事課職員は、病院・医療機関で診療の受付やカルテ管理、会計、診療費請求などのさまざまな業務を担当し、医療現場を事務面からサポートする専門家です。医療事務管理士は、医療事務の仕事が複雑さを極める中で、カルテの中身を理解して的確に治療費を計算する知識・スキルや患者との接遇力を育成すること目的とした資格として医療機関からも多くの信頼を得ています。

人気度ランク4 難易度ランク2 専門性ランク4 稼げる資格ランク3
年間受験者数 医科: 約14,000
歯科: 約 2,000
所要勉強時間
(目安)
4ヶ月
年間合格者数 資格登録者総数
合格率 医科: 50-65%
歯科: 60-75%
平均年収
(目安)
250~400万円 *註1
*註2)全日本病院協会調べ

こんな方にオススメの資格

  • 医療機関という安定性の高い職業を希望される方
  • ライフスタイルに合わせた就業形態で働きたい方

「医療事務管理士」資格に関する需要

日本の医療費は2017年約42兆円(同年国家予算97兆円の43%)で、医学の進歩や人口の高齢化にともない、今後も医療機関の数および医療費の増大が確実視されています。

「医療事務管理士」資格試験は40年以上の実績があり、「医療事務管理士」という名称も2005年に特許庁より商標登録が認められて名実ともに認知された資格となり、全国の医療機関で20万人以上の有資格者の方が活躍しています。

 

仕事のやりがい

  • 医療機関は産休制度・社会保険などが充実しており、特に女性の方に医療事務の仕事が年齢に関係なく働き続けられる・出産後も復帰しやすいとして人気です
  • 医療現場を事務面からサポートする専門家として、幅広い医療事務の仕事を担当することがやりがいにつながります

数字で見る医療事務管理士

医療事務管理士技能認定試験の実績詳細
  2015年2016年対前年比
医科受験者数19,18815,941-16.9%
合格率48.6%48.5%
歯科受験者数2,6632,157 -19.0%
合格率68.6%76.8%

 
政府発表の2018年賃金構造基本統計調査で、医療業(10人以上の企業規模)の勤務状況・年収などが確認できます。

  • 医療業の平均年齢は41.0歳、平均勤続年数9.6年
  • 医療業の月平均労働時間168時間(超過労働8時間含む)、平均年収495.4万円(年間賞与他含む)
  • 医療業[男性]の平均年齢は41.0歳、平均勤続年数9.9年
  • 医療業[男性]の月平均労働時間171時間(超過労働9時間含む)、平均年収638.5万円(年間賞与他含む)
  • 医療業[女性]の平均年齢は41.0歳、平均勤続年数9.4年
  • 医療業[女性]の月平均労働時間166時間(超過労働7時間含む)、平均年収441.1万円(年間賞与他含む)

資格取得のポイント

医科・歯科ともに受験資格は特に設けられていないため誰でも受験可能ですが、マークシート形式の学科試験の他に、診療報酬の点数を算出する実技試験があります。

平均6ヶ月の勉強時間を確保して専門知識を習得することに加え、実践的な部分を現場実習などを通して学ぶことが必要です。

ヒューマン 医療系資格

 

「医療事務管理士技能認定試験」概要

受験資格医科・歯科の2分野とも、誰でも受験可能
試験実施日年6回 (1月・3月・5月・7月・9月・11月)
試験内容【学科試験】(1時間)
 ①法規
  医療保険制度、後期高齢者医療制度、公費負担医療制度などについての知識
 ②医学一般
  告臓器の組織、構造、生理機能、傷病の種類芯どについての知識
 ③保険請求事務
  試験内容診療報酬点数の算定方法、診療報酬明細書の作成、医療用語芯どについての知識

【実技試験】(3時間)
 診療報酬明細書を作成するために必要な知識。
 ①外来の診療報酬明細書の記載
 ②入院の診療報酬明細書の記載(医科のみに出題)
 ③診療報酬明細書の点検

※学科試験はマークシート式で、上記試験範囲から各10問。
※診療報酬点数表やその他資料を持ち込み・参照して答案作成が可能
 (学科試験・実技試験とも)
※合格ラインは、学科70点以上(100点満点)、実技試験は全体70%以上
 かつ各問題ごとに50%以上正解

 


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